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叱れない教師、叱らない教師

最近叱らない教師、叱れない教師を見かけることが多い。

なぜだろう。

何かを勘違いしている。

叱るとは、怒鳴ることではない。
大声を出したところで、子供たちはびっくりするだけである。
言いたいことは全く伝わらない。

そのあたりを間違ってはいないだろうか。

叱るためには、大声は邪魔である。
伝えたいこと、分かって欲しいこと、ここが間違っているよということを
正確に伝えるのに、大声はいらない。
むしろ、小声でそっと話す方がよい。

「静かにしなさい!」
と怒鳴って、一旦静かになったとしても、翌日には
「静かにしなさい!」
と怒鳴っていることであろう。

教師はそこを知らなければならない。

大切なのは、なぜ静かにしないといけないのか、
その状況や場所などを分からせることである。

様々なことが交錯して、結局のところ
「困ったもんだ。」と弱り果てている教師をよく目にする。

「困った。」と言えば、子どもが変わるのであれば、
これほど簡単なことはない。
何回でも「困った。」と言うだけで良いのだから。

しかし、現実にはそんなことは起こらない。
そこに欠如しているのは、子どもたちとの関わりである。
廊下で見かけたときに、ちょっと声をかける。
いつもと違った表情をしていたら、声をかける。
嬉しいことをしたときは、「ありがとう」と言う。

考えてみれば、普通の日常生活の中での、
普通の人間関係ではないだろうか。

そこに気づかないと、教師自身も変わらないし、
ましてや、子どもは変わるわけが無い。

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