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見限っていませんか

生徒を
「悪いね。」
「どうにもならんね。」
「小学校でこんな状態じゃ。」
「中3になるころには、恐ろしい。」
などと、見限っていませんか。

見限ると
見限って捉えると
見限って関わると

見限ったようにしかなりません。

「先生!そんなことはありません。僕たちはちゃんとできるんです。」

こんなことができる生徒が果たして何人いるだろうか。

大切なのは

私たち教師が生徒を

どう捉え
どう関わるかです。

それ次第で、子どもたちは無限の可能性を持っているのです。

そこ信じましょうよ。

ねえ先生。

できなかったらどうするんですか

ある委員会活動の話し合いの中で

委員会の目標が決まった

すぐに
1年生から
「できなかったらどうするんですか」
「漢字100回書くのがいい。」
「いや、次の日も当番をすればいい。」

思わず
「何かをしようという話し合いをしているのに、
なぜできなかったときのことを話し合うんですか。」

「あ、そうですね。」
「その通りですね。」
二人ほど反応があった

なかなかやるのお

指導が交わる

「生徒の指導は交わらなければならない、
重なり合うような指導をしなければならない。」

そう言われてきた。

ずっと
それは
正しいと信じて実行してきた

つい先日
給食の準備中
一階の廊下に
カレールーの斑点を見つけた
その点は曲線を描いて階段に続いていた

追っていくと教室に向かっていた

顔を上げると
ティッシュを握った校長と顔が合った

「重なった」

久しぶりの感触

おもわず
「ありがとうございます。」
と言ってしまった。

すぐ、側にいた生徒を促すと
4,5名の女生徒が
「私も行ってみます。」とティッシュ片手に
下りていった。

「よかったなぁ」

思った。

クリエイトよりリペアの方が

クリエイトは
ひらめいたことを表現すればよい
何の制限もない。

それほど難しいことではない。

リペアは
難しい
元のクォリティにしなければならないという
難しい制限が課されているから

しかし、
自虐的かもしれないが
リペアは
制限があるだけに
達成感がある

そこがまた
楽しい
タグ:創造 補修 自虐

なぜ壊れたまま使い続けるのですか

帰り際に
玄関が土で汚れていたので
近くの掃除道具入れから
ほうきとちりとりを持ってきて
掃き取り、そとの花壇に捨てた。

ふとちりとりを見ると
右端に大きな亀裂が入り
今にも決壊しそうである。

洗って、拭き取り、補修用テープで補修した。

なんで道具をこんな状態のまま使い続けるのか
誰か最初に割れかけたときに直せばよいのに
掃除道具の点検もしているはずなのに
ほうきもよれよれ
つりさげ紐もばらばら

美しさは機能美につながる
掃除道具入れが汚れていて
能率のよい掃除はできない。

みなさんはそうは思いませんか

物は直せばよいが心は直せない

「なぜ壊れた壁をそのままにしておくのか!」
と若い頃、校長に言われたことがある。

「いや、分かってはいるのですが…」
「壁の穴は、すぐ直せるだろう。
直さなかったらそれを見た生徒の心は
痛み続けるのだから、直しなさい。」

あれから30年余りが過ぎた

今もそう思う

早く直してやらねば
それが
たとえ卒業生の仕業であったとしても
在校生のしたことであっても
今すぐすべきだと

それをしないと
やがて生徒の心は痛みを感じなくなる

壁に穴が開いていても気にならない
誰も直そうとしない

壁に穴が開いているのは普通なのか

没頭する。教室周りの補修

とある週休日
朝8時頃に職場に向かった。

目的は
教室周りの補修

いろいろと気になっていたのだが
諸事情から
後回しにしていた

今年こそはと思っていた

作業向けの格好で車に乗った
いろいろ準備はしてあったので
職場につくなり作業にかかった

まずは、トイレの掃除道具入れのぶち抜き穴
掲示物でごまかしていた

次はトイレのタイルの割れ
パテで補修する

次は机の穴や溝
長い間に浸食をうけ
そのまま放置されていた
これもパテ埋め

続いて、掲示板の壁紙補修

最後に教室床の踏み抜きそうな割れの補修
こいつが結構手強かった
いい加減な直し方では
逆に踏み抜いて怪我させてしまう
少なくとも、10年以上は踏み抜かないように
補修をしなければならない。

気がつくと午後3時を回っていた。

まあ、自分は物作りが好きで
物の修理もとても好きである。

直して結局使わない物だとしても
直す過程が楽しい

いつも話しかけながら
考えながら
道具は何がいるかな
接着剤は
ネジかな釘かな
ドリルかなキリかな
そんなことを考えながら
物を直しているときが一番楽しい

死んだ母によると
どうも赤ん坊だった頃からそうだったらしい

熱を出してぎゃーぎゃー泣いていても
枕元に小さい農機具用エンジンを置くと
泣き止んだらしい

ほんまかいなと思うが
間違いないとも思う

今回の補修は
生徒が気づかないことが目標である。

それが楽しみでもある

気づく生徒がいるかな

否定的に捉えちゃいませんか

生徒をどう捉えますか?

「どうせ…」
「やっぱり…」
「でも…」

こんな言葉をついもらしていませんか?

これは
生徒を否定的に捉える言葉です。

「どうせ、この子は…できない。」
「やっぱり、この子たちは…でしかない。」
「でも、何も変わらないし。」

教師がそのような捉え方をしている以上
そこから先に生徒が伸びるわけがない。

むしろ、後退してしまい、
人間関係などというものはつくれない。

いい加減にしてください!!!

もうそろそろ考え方変えませんか。

こうていてきに
なれませんか

シュレッダーにこだわる

シュレッダー
職員室にいる個人情報をを守る番人
なかなかたよりがいがある

最近はパワーアップし
20枚程度の普通紙を一度に入れても
あっというまにかみ砕いてくれる

いつものごとく
個人情報の詰まった書類を5枚程度入れようとした

ふと見るとボックスが一杯

「すまんね、いま空にするよ。」
と声をかけて、中身をゴミ袋に移した

ボックスを戻そうとしたとき
何やら紙の塊がたれさがっている

のぞき込んでみると何枚も重なった紙片が詰まっている

「ああ、年度末の文書整理に活躍してくれたんだな。」

紙片を引っ張り取り除こうとしたが
とれない

「ん?」

よく紙が詰まったままの状態であることがある
原因は一度に紙を入れすぎたことである
いつも気にはなっているのだが

「わかった、今からとりのぞくからね。」

本格的に作業を始める
ペンチやカッター、マイナスドライバなど

ペンチでつまんでもちぎれるどころか
何の変化もない

「てごわいなぁ。でもあきらめないよ。」

とうとうシュレッダーの電源を切り
ひっくり返して床に置いた
床に座り込んで作業を始める

あまりにも手強いので
マイナスドライバをハンマーでたたいて
紙の塊をちぎる作業に移った

「バキッ」

プラスチックにひびが入る音
「まずい。」

かなりの時間体前屈の状態で作業していた
腹筋がつりそうになる

シュレッダーを机の上に置き
椅子に座っての作業に変更

姿勢は楽になったが、作業は難航

どれくらいの時間がたっただろうか

「スパッ」

紙の一部が抜けた

「よし、いけるぞ、大丈夫だ。」

職員室では他の教員がそれぞれ仕事をしている

「すいません、いろいろうるさくて。」

しかし、この状態で使い続けるとシュレッダー君が壊れてしまう

「最近安くなったから、買い換えれば。」
まあ、そういう考え方もあるだろう。

ただ、いつも思うのだが、
適正に使っていて壊れたのならば
買い換えるしかない。

しかし、物にこだわる自分としては
そこんところが、どうしても許せない。

適正につかっていないんだから。

まあ、そういうときはいつものごとく
シュレッダ君に話しかける。

「すまんね、いつも無理させて。」

結局、最後の一切れが取り除けるまでこだわり続けた。

「よかった、きれいになったよ。また、よろしくね。」
と、シュレッダーのスイッチを入れて、肩をたたいた。

座席に戻り、
「うぉ、達成感が半端ねぇ!!!」
隣の若い教師が
「お疲れ様でした。」
うれしい一言である。

こういう気遣いが嬉しい。
「わかってくれているんだな。」という充実感と
限りない信頼感と自己肯定感

こういう気持ちを生徒に与続けなければならない。

ここんところが分かってもらえない人々には
「A型なんでね。すいません。」
これでなぜか納得していただける。

日本固有の不思議な文化だ。

皆さん
職員室のシュレッダー大丈夫すか。

職員会議にうんざりしていませんか

職員会議本日15:30から

この言葉を聞いてわくわくしますか?

えっ、また遅くなるのかなあ
またいつもの調子かなあ

うんざりしていませんか

なぜでしょう

そこを考えないと問題の解決にはなりません

毎回毎回、うんざりしながら我慢していたら
会議どころではないですね

会議の議題より、いつになったら終わるのか
それが気になって、ついつい
感情的になったり
悲観的になったり
あるときは全く話すら聞いていない

教師集団が集まって
教育を行うために
会議をする

話し合いを指導するのは誰でしょう
分かりやすくみんなに説明をするプロでしょ

プリントやプレゼンや様々な手段を使って
授業するんではないですか

その当人たちが集まって会議をするのに
なぜうんざりするんでしょう

ここが
教師の最大の課題です

教師集団を納得させる資料や説明ができなくて
授業が行えますか

プロでしょ
ちがいますか

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