SSブログ

早く帰りなさいと毎日叫んでいませんか

下校指導

「あと5分です、急ぎなさい。」
「今日も間に合わなかったね。」

こんなことを毎日繰り返していませんか。

しかたがない。
今日は部活が遅かったから。
この子たちはのんびりしているから。

これは教師が指導をあきらめて
子どもたちのせいにして言い訳をしているだけだ。

下手をすると、子どもたちも
「今日は部活が遅かったんです。」
と言わせかねない。

そもそも毎日繰り返しているところで
教師は気づかなければならない。

一年間叫び続けるのだろうか。

根本的な問題を見ていない。

残りが10分なら10分で間に合うように片付ける。
間に合うように準備をする。
言われなくても時計を見て動く。

そうなるように指導しないで
毎日急げ急げと言っても
うるさがられるだけである。

そこを外してしまうと生徒指導は失敗に終わる。
そもそも指導をしていないのだから。

学校には守らなければならない時間がある。

朝の始業時刻
授業の初めと終わり
給食の初めと終わり
掃除の初めと終わり
部活の初めと終わり
そして下校時刻

これを意識していないで
「だめだだめだ。」というのは
指導しないで愚痴をこぼしているに過ぎない。

忙しい人はやはり忙しい…らしい?

こんな人いませんか。

「今日はせっかく早く帰ることができると思っていたのに。」
「会議が入るなんて、予定が狂ってしまった。」
「予定していたことができなくなってしまった。」
「ああ、忙しい。無駄な時間を過ごすなんて、最低だ!」

どんなことがあっても、
忙しい人は、忙しいらしい。

会議が終わると
「思っていたとおりだった。」
「何て無駄な時間だったのだろう。」
「早く帰らなくては。」
「あっ、これが残っていた。」
「もう!明日は休みなのにまた来なくてはならない。」
「本当にもう忙しい忙しい。」
「分かる?何で私はこんなに忙しいのだろう。」

(以下略)

会議の準備のために、多くの教職員が動いているのに、
そのことには全くコメントしない。
準備中も自分のことをしているだけ。

どう対応するのがよいのだろうか。

「本当にお忙しいですね。」
と言うのがいいのか。

聞き流すのがいいのか。

みなさんはどうしていますか。

教師が変われば生徒が変わる訳がない

よく言われてきた

「教師が変われば、生徒が変わる」
「教師は自らを振り返りなさい。」
「まず教師が反省をすることが必要です、」

そう言われたときに、必ず思っていたことがある。
「反省ばかりで、生徒が変わるわけがない。」

確かに教師は、常に自分自身のことを振り返る必要があると思うが
振り返りばかりしていても、何も変わりはしない。
自分を責めて責めて、
「ああ、自分はなんてつまらない教師なんだ。」
行き着くところはその程度でしかない。

こんなことをしていて、生徒どころではない。

過去にとらわれるのではなく、これからどうするかを考えることが必要である。

昨日あったことを悔やむのではなく、
「そうならないようにするためには、明日何をするか。」

常に前向きに前向きにものごとを捉え続けないと
生徒が変わるわけがない。

PDCは大切だが
最後のActionが一番大切なのだ。

これから長い教員生活を送ろうとする若い教師諸君よ
生徒と関わろう
だめだという結果論にこだわるな
また明日生徒と関わればよい
そして
関わったら関わっただけの成果は必ずある
関わらなければ変化は起きない
関わらなければ生徒は変わらない
関わらなければ授業もできない
関わらなければ生徒指導はできない

事なかれ主義は、教師失格だ

あいさつをしない生徒

朝登校した生徒に
「おはよう。」と笑顔で声をかける。

反応は様々

元気よく笑顔で「おはようございます。」
笑顔はないが「おはよう。」
小さな声で「ぉはようござぃ…」
会釈だけ
目線だけ
何の反応もない

生徒からまず
「おはようございます。」
というべきではないか。

最近の子どもたちは…
そんな愚痴を言うのはおかしい。

社会に出たときに、これで通用するのだろうか。
出勤して、あいさつもろくにしない。
出先であいさつもろくにできない。
接客で笑顔がない。

全てNGではないか。

それは、社会に出ていずれ身につけることだとは言えまい。
家庭の責任だとも言えまい。

みなさんの学校ではいかがですか。

先日校外活動から帰って来た生徒に
「おかえり」と声をかけた。

反応は様々

「ただいま。」
「かえりました。」
何と言ってよいのかわからずとりあえず会釈
反応なし

みなさんの周りの生徒はいかがですか。

これは教師が指導する必要があるのではないでしょうか。

「やりなおし」という間違い

生徒に対して、できなかったらやり直しという指導を行うことがよくある。

教室から体育館へ移動し、整列して全校集会をする。
話し声がしたり、ふざけていたら、やり直し。
二回目にはきちんとできる。

「最初からそうしましょうね。」

教師から見れば、うまくいったと感じるかもしれない。

しかし、何かおかしくはないか。

どこかで見たような気がする。

軍隊並みの指導で、集団行動を行う施設がある。
結構好評である。
確かに、その場では生徒はきびきびと動き、指示がとおるように見える。

それは短期間に集団行動を身につけさせるために行う、
軍隊方式の訓練である。

これはおかしい。
どう考えてもおかしい。
常軌を逸している。

そうは思わないだろうか。

ちゃんとできている者がいても、数名のきちんとできない者のために
やり直しをさせる。

連帯責任
まあ、非民主的な方法である。
こんな方法を、さもよい指導法であると考えている教師がいるとしたら
早く教師をやめたほうがいい。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。